当店の考え方「食品偽装について」〔ヴィーナスの贈物〕
昨今、食品流通・飲食業での食品偽装が多発し、しかも後を絶ちません。歴史ある企業や一流大手も例外ではなく、業界全体を見た時に、表面化していない部分も含めて推測すると、問題の根深さに恐れすら感じてしまいます。
食品偽装の根っことは?
食品偽装を助長する環境
日本食が世界に通用する要因
日本の料理や食材が、次々と海外で注目され好評を得ています。これは日本人が本質を追求する事にこだわり、消費者に対する誠意を忘れない事への結果ではないでしょうか。その根底には本質を見極めようとする姿勢や、たゆまぬ理解への為の努力が不可欠です。それが日本人の誇れる特色であり、「勤勉」と評されてきた所以だと思うのです。食品偽装は「食育への悪影響」「健康阻害の危険性」に重ねて、「嘘を覚えさせる捏造行為」「詐欺行為」ですから、本質を見極める力を奪い取ります。これは時間を掛けて熟成している味覚文化を後退させ、破壊する事にも繋がると強く思います。
食品偽装は文化に対する国家反逆罪であり、消費者に対する詐欺罪であり傷害罪です。
デフレの経済環境下で、消費者が自由な選択ができなかったとしても、それに付けこんだ食品偽装はさらに悪質と言えるでしょう。
日本の風土の恵、生産者さんの熱意と誠意から来る品質を、守り・育てるには、そして国内はもとより海外に発信するには、食品偽装は絶対に許されるべきではないと考えます。
この問題は当店にとっても、いつまでも戒めにして行きたいと思います。