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玄米の最も安全な摂取方法である発芽玄米について〔ヴィーナスの贈物〕

近年注目されている「ギャバ」(「玄米の効能と注意点」参照)を多く含む事から、「発芽玄米」が関心を呼んでいます。

発芽玄米」とは、「玄米」を水またはぬるま湯に浸し、少しだけ発芽の状態にした物で、市販の「玄米」からも作る事ができます。良質な玄米であれば発芽率も高く(80%以上)、発芽率を見る事によって、良いお米かどうか(脱穀・乾燥条件が適切か、丁寧か)の見極めができます。

玄米を発芽の状態にする意味として、「ギャバ」を増やす事もありますが、他にも重要な目的があります。

  • (1) 玄米の持つアブシジン酸の毒性(「玄米の効能と注意点」参照)を無力化させる。
  • (2) 玄米の持つフィチン酸の過剰効果を抑制させる。
  • (3) 表皮(ヌカ層)を柔らかくし、消化し易くさせる。

上記3点は、玄米の宿命的な問題点であり、その危険性を避けるには「発芽玄米」は、最も安全で栄養的効果も優れた選択肢です。また、玄米をそのまま摂取する場合でも、浸水時間をしっかり取る事によって、発芽モードに入った玄米は安全です。

最近では多くの発芽玄米が市販されていますが、当店では、発芽はご自宅で行う事をお勧め致します。市販されている「発芽玄米」の価格が高いという事以外に、重要なポイントがあるのです。

先の「アブシジン酸の毒性」を無力化させる為に発芽させているのですが、市販の「発芽玄米」は一旦発芽させたものを、乾燥させて出荷しているからです。アブシジン酸は発芽状態では毒性は無力化しますが、再び乾燥させる事によって、その毒性が復活してしまうのです。植物の種の、身を守るメカニズムが働いてしまうのです。

アブシジン酸の毒性は、長期継続的に玄米を摂取して行くには是非とも避けて通りたい所です。手間は掛かりますが、玄米の恩恵を100%得るには、新鮮な発芽玄米(発芽モードに入った玄米)が最も安全です。その際、一般的には表記されている事は稀ですが、ご購入される玄米の発芽率にもご注意下さい。ご家庭で簡単に実験できますので、いつも食べている玄米を一度チェックされる事をお勧め致します。市販されている玄米の多くは、低い発芽率(50%以下)の物が多く、玄米のままで食べるにはそぐわない物も見受けられます。

当店では発芽率を自社実験し、商品詳細ページに表記しています。

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